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2008年02月29日

「馴れる」という事は
必ずしも悪い事ではない、と思うが、
馴れが「惰性」になる時、
感性は濁り、色褪せ、錆び付き始める。
取り戻す為には
惰性を断ち切る「立ち止まる時間」が必要だが
もっと重要な事は
その「惰性」に気が付けるかどうか、
という事だと思う。

本来、
起爆剤は僅かで良い筈なんだ。
連続的な刺激は
感性を麻痺させる。


2008年02月27日

ギリギリすべりこみセーフで
漸く「ペルセポリス」を観てきた。

ここ最近観た映画の中では
ダントツに良かったわー。
話も画(絵)も音楽も
全て俺好みであったよ。
いやー、間に合って良かった。

この間の定例「映画を観る会」でも
アッバス・キアロスタミ「ホームワーク」だったし、
最近までルバイヤード読んでたし、
何故か最近「イラン」なんだなあ。

狙ってる訳では無いんだがなあ。


2008年02月25日


遅くなりましたが、
22日の渋谷公演に来てくれたみなさん、
ホントにホントにありがとうございました。
久々のデカイ会場で
沢山の人が集まってくれて
俺は正直、ちょっと緊張したぞ。ハハハ。
まあ、
格好つけたところで
雀が鷹になる訳では無い。
俺に出来る全てを
真っ直ぐ手渡す事は出来たと思う。

思えば一年で一番厳しい時期の旅であったなあ。
「何もこの時期でなくても良いんでないのー?」と
色んな所で言われました。ハハハ。
それでもやって来てくれた人達。
どの街でも、一つ一つ、噛み締めるような想いで
プレイして来ました。
いや〜、良い旅だったよ。
ライブの合間合間に迷い込んだ
様々の路地とイカしたハズレくじみたいな店々も
実に味わい深かった。ハハハ。

もう一回、みんな、ホントありがとうさーん。

で、
フリダシに戻った俺は
駅前で全部リセット。
本来の孤独を召還する。

バッチコイ今日。


2008年02月19日

氷の北海道から
昨日、東京に帰ってきた。
やっぱり東京はいいなあ。

駅前で速やかに、
掛値の無い自分に帰る事。
それはとても重要な事だ。

少なくとも俺にとっては。


蜂飼耳の初の小説、というのを
二件目の書店で購入。
読むか読まんか、は、
また、別の問題。


2008年02月17日

帯広にいる。
札幌から雪の峠を抜けてきた。

札幌に来てくれたみなさん、
ホントにありがとうございました。
辿り着くまでの道中は
ホントに上だか下だか分からんほどの吹雪で
道産子の俺もさすがに不安になったぞ。ハハハ
でも
集まってくれた人々は
静かではあるが生身の温度に満ちていて
背中を押されるような気分でしたよ。
一人一人の個性としっかり対面出来たような感じで
良いプレイが出来たと思います。
ホントに、みんな、ありがとね。

日本列島を南から北へぶっ飛ばして走った旅も
ひとまず終了。
ご苦労様JK先輩!
ご苦労様スタッドレスタイヤ!
ご苦労様おにぎり号!

そして今日、
故郷の氷の上に立っている俺だ。
鼻から吸い込む空気の切れ味は
札幌のそれよりワンランク上、だ。
昨日、夜更けまでさんざん泥酔したのに
昼間っからまた飲んでしまって
飲み続けて現在午前一時。
両親の寝静まった居間で独り、
ずいぶん以前に買って置いておいた
ポンコツのミニギターを弾いている。
チューニングが何度直しても狂う。
まるでポンコツ化した今の俺の頭みたいに。
ポンコツ同士でなかなかお似合いなのかもな。
ハハハ。

夜が明けたら
豚丼を食いに行こう。


2008年02月14日

札幌にいる。

弘前に来てくれたみなさん、
ホントにホントにありがとうございました。
あんなに大荒れな天候だったのに
来てくれてホントに感激だったです。
あんた達タフだねー、ホントに。
ハハハ。

磨き上げた
小さな石塊みたいな何か

ギュッと握りしめて
津軽海峡を渡ってやってきた。
爆弾低気圧の中、
死ぬ程、船は揺れて
死ぬ程、道は荒れて
どーにかこーにか辿り着いた。

一座の面々はおえーっとなっていたが
俺はホントに嬉しかった。
この吹雪の景色が。
この懐かしい厳しさが。
しかし、
思い入れは豊平川に捨てたぞ俺は。

どの街にいても
俺は(実は誰だって)孤独な「部外者」で
だからこそ
立っているその場所が
世界のど真ん中、なんだ。

世界のど真ん中で俺は
「愛」なんぞは叫ばんが
糞みたいな、ありのままの、
俺の「真実」を
叫ぶ、ぞ。


2008年02月12日

弘前にいる。
窓の外は雪、だ。

仙台に来てくれたみなさん、
ありがとうございました。
ともすると折れそうになる心を
グイイイっと引っ張り上げてもらったような
そんな感じだったです。
良いプレイが出来たと思います。
ホントにホントに
ありがとうございました。

彷徨う弘前の街は雪の中だ。
この街には
色々な思い出があって
特別な思い入れもあるんだが
あえてそれは雪の中に捨ててしまいたい。
今日を生きる男として
今日在る姿の街と出会いたい。
だからいつでも
ちょっとハードルを上げたチョイスで
店の扉を開ける俺だ。

彷徨う。通りを3往復する。
それは俺の旅の基本スタイルだ。
そしてチョイスの8割はハズレだ。
赤ちょうちんに「ラーメン」と書いてある。
見た目は明らかに飲み屋だが
空腹な俺は扉を開けた。
還暦オーバーと思われる店主(女性)は
小豆色のピッタリとした服を来ていた。
食い物はない、という。
(昨日まではお刺身があったそうだ)
焼き魚はあるよー、と見せられたものは
鮭弁当みたいな切り身の焼き鮭。
丁重にお断りする。
「みんなちがって みんないい みつを」
と毛筆で書かれたものが貼り出してはあるが、
明らかに相田みつを氏の筆跡ではない。
恐らく店主の筆によるものだろう。
そもそも
「みんなちがって みんないい」
は金子みすずではなかったか。
そして
おもむろに隣の席に座り
「一杯頂けますか?」と店主。
もちろん、断る理由はない。
差しつ差されつする二人。
時刻は午後七時半。
本場津軽弁のチャーミングさと酒の酔いで
店主の歳もすこしずつ若返る。
引き戸の外は雪の気配。

が、しかし。
時刻は午後七時半なのだ。
俺はメシが喰いたかったのだ。
空腹に耐えられず
それでも午後八時過ぎまで頑張って
店を出た。
その後、知人の店でカレーを喰って
ちょっと飲んで
雪ん中をフラフラ帰って来た。
今日の俺はそれだけの俺、だ。

心踊るような幸運はそう転がってはいないが
心に残るビターなひとコマは
どんな街の路地にもある。
と、思う。

2008年02月10日

仙台にいる。

宇都宮、郡山に来てくれたみなさん、
ありがとうございました。

宇都宮では、
ぶは〜っと叫んだ瞬間、
よだれがブワ〜ッと最前列の男子にかかってしまい、
オエッ!って感じで咄嗟に顔を拭っていた様に
非常に申し訳ない気持ちになりましたよ。
あん時の男子、すまん!
俺は正直、動揺した!
あの後、ちょっと間違えちゃったよ俺。ハハハ。

郡山。
凄く雪が降った一夜であった。
一同、おえ〜っとなっていたが、
俺は内心、嬉しかった。
だって雪国生まれなんだもーん。ハハハ。
終了後の機材搬出の時に
ずーっと雪まみれでそれを見ていた男子&女子が
印象に残っています。
雪はいいなあ。
なんつーか、
日々のモヤモヤとかザワザワを
静かに吸収してしまうんだなあ。
だから
場面場面がまるで無声映画のように
胸に沁みるんだなあ。
打ち上げでニノは
どじょうの踊り食い(でかいどじょうだった!)を
喰っていた!
男だなあ。

歌詞をすっ飛ばしたり
ギタープレイがグニャグニャになったり
言ってる事が意味不明になったり
どーにもこーにも
何年やっても腑甲斐無い俺だが
来てくれた人達と
真正面で向き合えたとは思う。

馬鹿は承知のケモノ道、だ。
明日もやっぱり、
俺は俺のままで
歌うばかりだ。


2008年02月07日

雑踏の中で、
俺は水の中の油のように
遊離している。
あらゆる世代と
あらゆる階級と
あらゆる仲間達から。

遊離したまま、
俺は絡まるように関わっている。
あらゆる世代と
あらゆる階級と
あらゆる仲間達と。

まるで凡俗な俺の孤独。
まるで凡俗な俺の能力。
まるで凡俗な俺の哲学。

あらゆる世代と
あらゆる階級と
あらゆる仲間達から
遊離したまま、
俺はまた旅に出る。
あらゆる世代と
あらゆる階級と
あらゆる仲間達と
関わる為に。

手袋を外して握手をしよう。
現実の温度だけが
俺達の関わりの輪郭を
明確なものにする筈なんだ。

2008年02月06日

旅の途中でラジオから流れて来て
ずっと気になっていたのだ。
いや、イイ歳こいて恥ずかしいわあ、
と、思ってはみたのだが、
やっぱり購入してしまったのだ。

アイタカッター、アイタカッター、
アイタカッター、イエス!

イイ!凄くイイ歌!
と、思ったら歌詞は秋元康なのね。
納得。
なんつーか、
昭和の、
まだ歌謡曲が良質な「歌」だった頃(俺私観)の、
なんともいえん切なさと同質のものを感じる。
昔、現場作業員をしていた頃、
カセットに録音した石川秀美の
「HEY!ミスターポリスマン」を
夕方の電車ん中で聴いてて
エンディングのリフレインの
あまりにも瑞々しい歌声が
俺のどん詰まりの先行きに
あまりにも辛過ぎて
思わず落涙してしまった事があったのだが、
そん時の感じが蘇るわあー。

汚れつちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる

って気分。ハハハ。
思えば遠く来たもんだ。

ヘンタイじゃないんだよ。
ヘンタイじゃないんだよー!


2008年02月05日

東京にいる。

浜松公演の後、
真夜中の高速道路をひた走って
帰って来たのです。

名古屋、浜松と来てくれたみなさん、
ありがとうございました。

名古屋はいつもはどちらかと言うと
大人しい人々が多いのだが、
今回はどうした訳か、
とても積極的な感じな雰囲気で
ちょっと驚いたよ。ハハハ。
なんだか嬉しかったです。
浜松も沢山の人が来てくれて
嬉しかったです。
いずれの街でも
精一杯のプレイが出来たと思います。

後半まで、暫しの休息。
久々の天沼地方は相変わらずで
俺が「ちっぽけな俺」であることを
忘れさせない。

俺は俺の、俺だけの、
闇と孤独を急速チャージしながら、
後半の旅に備えている。


2008年02月02日

大阪にいる。
今から名古屋に向かう。

昨日の大阪公演に来てくれたみなさん、
本当にありがとうございました。
昔から感じている事だけど
全国的にみて、やっぱり大阪だけ独特な雰囲気で
なんというか
芸人に対して温かいというか
積極的にコミュニケーションを取るというか
そんな感じがするです。
俺もいよいよホッチャレ(産卵後の鮭の死骸の意)で
声もボロボロになってきてますが
随分と「大阪魂」に助けられたと思います。
おおきに!おおさか!
ホント、一人一人にお餅配りたいくらいだったわ。
ハハハ。

今から名古屋へ走って
機材を下ろして、諸々セットして
また、爆発炎上、だ。
身体はさすがに悲鳴を上げてはいるが
気力は全然、初日のままだ。

君が目の前に現れて
俺に何かを求めるなら、
俺に出来る事の全てを
素手で手渡したいと思う。