2013年10月9日
久々の「よしの・ほしの」で路上にはみ出して飲む。
西荻窪「よね田」のつくね、でけえ。パねえ。
星野くんのガラケーはパカパカの首んとこが
バッキリとへし折れていて、
細い線一本で首の皮一枚状態で繋がっている。
そしてそれは今なお、現役だ。
そのダンディズム。
なんかカッコイイ。見倣いたい。
横に座っていた同年代と思われる白シャツの紳士は、
飲食中、ずーっと、ずーっと、ずーっと、
四角い箱の画面を見つめていたのであった。
そして何やらその箱のガラス張りの表面を、
ツルツルとひたすら撫で回していた。
背中を丸めて。
なんかカッコワルイ。見倣いたくない。
頭上でホバリングするヘリコプターを見上げながら、
更に西へ向かってハシゴする。
どんな酒場で飲んでも、
俺はその有様を決して食べログにレビューしたりしない。
メニューの写真も食い物の写真も撮らない。
星で評価しない。
ゲハゲハ酔っ払って、
終電で帰る。
いつもの道で馴染みの猫と擦れ違う。
ただそれだけの夜。
それでいい。
それがいい。