2014年6月9日

6月9日に雨ザーザー降ってない。

窓を開け放つ。
開け放った途端、
裏の路地でけたたましいチェーンソーの轟音が鳴り響く。
大雪で折れた木がそれでも尚、生い茂って、
こちら側に寄り掛かって枝葉を伸ばしまくっているのだ。
それをバラバラにぶった切ってゆくチェーンソー。
植物とはいえ、
強引に息の根を止められるさまを見るのは、
なんだか辛い。
さよなら。裏の木。

昨夜は所沢で歌ってきた。
雨のせいもあってか、
思ったよりもちょっと遠く感じたけれども、
辿り着いたお店「MOJO」は、
お店の雰囲気も、店主の工藤さんも、お店の方々も、
気さくで、温かくて、とても良い雰囲気でした。
壁一面に窓が配置されていて、
歌い始めた時にはまだ日が残っていたのが、
歌い進むにつれ、徐々に暗くなってゆく自然の演出。
雨に滲んだ信号機の赤色。
走ってゆく電車の影。
合間にクルマの音。

贅沢な空間でした。

集まって聴いてくれたみなさんも、
独特な温度感があって、
なんだかとても嬉しい気持ちになりました。
みなさん、本当にありがとうございました。

油断するとすぐに弱音を吐く悪い癖。
しっかりしろ俺。
削ぎ落して、覚悟を決めて、
一音一音、魂込めて鉄の弦をぶっ叩け。
血で歌え。