2014年7月22日

何年も同じ場所に放ったらかしてあった文庫本を、
なんとなく引っ張り出して開いてみると、
なんだか酸っぱいような臭いがする。
そして、顔が痒い。
1ページ読み終わらないうちに、
とても顔が痒くなってしまった。
触れている手も痒い。
カビてんのかなあ。
あるいは、
著者の憂鬱が時空を超えて伝播しているのかもしれない。

東京地方は今日、梅雨明けした。
虫干しがてら、
放ったらかしの本を
あれこれ引っ張り出して読もうと思う。