2015年7月9日

細かい雨が降り続いて、
俺の折りたたみの小さな赤い傘では、
足元から順に濡れ上がってきて、
なんだか野良犬みたいな惨めなような気分になって、
いつもの道をトボトボと西へ向かって歩く。
妙な歩き方で。

それでも、
野良犬のような惨めなような気分から、
きっと何かが醸されて、
俺の内側を満たしてくれるのだろうと思う。

内腿がサポーターのゴムにかぶれて、
風呂上がりにムヒを塗ったら、
どういう弾みかキンタマに塗布されて、
その滲みる事と言ったら、
スカッと爽やかコカコーラ。

シミル。
ひぜうにシミル。

シミル一日の日が暮れる。