俺ぁ暗黒の男だから、 くらやみ祭りにやってきたのだ。 出店の規模、ぱねぇ。
何処からか地獄の太鼓が聴こえてきて、 俺の地獄に鳴り響いている。
向かい側に座っている、 とても美人のお母さんは チビスケ達には目もくれず、 一心不乱に、 鮎の塩焼きに食らいついている。
日が傾いて、 地獄の太鼓が鳴り響き続けている。