2011年6月30日 広島
思い立って、この地からまた、
モソモソと語り始めようと思う。
俺はこの場で「何かを得よう」と
思うべきではない、
と、考えている。
只々、
素朴な心境を書き連ねてみようと思う。
言葉を公開する事によって、
ともすれば暴走しがちな言葉が、
僅かでも抑制されれば、と、願う。
風向きが変わればまた、サヨウナラ、だ。
一座はいつも通り、
東京から10時間かけて、
いつもの貨物車両で広島に走っている。
俺はラジオ生放送の故に
飛行機でワープしてきた。
貨物車両での長時間の移動は地獄だ。
今日の俺はツいている。
ラジオの生放送を終えて、
ラジオ局から銀山町という所まで歩く。
途中で渡った橋から見た風景が美しかった。
「なかちゃん」という、
古くからある、かなりシビレる酒場で、
夢番地の竹谷女史と飲む。
大酒飲みの女の人はイイもんだ。
音楽の話、はあまりせずに、
真面目な話を実に不真面目な態度で話す。
こざっぱりと爽やかな酒席で、
竹谷さんは達人だなあ、と、改めて感心。
ホテル近くの海鮮居酒屋チェーン店で
鉄火巻きと駄目押しの一杯を喰らって
フラフラと帰る。
ホテルの部屋の中は
まるで熱帯のジャングルのよう。
ジメジメして、暑い。
そして窓は開かない。
仕方がないので設定温度を30℃にして
エアコンをつける。
そのまま寝てしまって、
朝、案の定、体調が悪い。
どうしてこんなにエアコンに弱いのかなあ。
しかし、切るとジャングル。
とかくこの世はムズカシイ。
田中小実昌「自動巻時計の一日」
今まで感じた事のない文章のグルーヴ。
読まさるぜ。

